保護者会

2012年12月08日

12月1日 「父母と教職員のつどい」 堀木 エリ子先生 講演会 「未知への挑戦」

毎年恒例「父母と教職員の集い」が12月1日(土)本校大ホールにて開催されました。第1部の講演会は、「超実学講座」の拡大版として生徒が広報・運営・企画・進行を行い、「未知への挑戦」と題し、和紙デザイナー 堀木エリ子先生 にご講演いただきました。

堀木エリ子先生は、現在、商業空間から公共施設、舞台美術まで様々な空間において、手漉き和紙を利用した新しい表現に取り組まれ、日本建築美術工芸協会賞をはじめとする数々の賞を受賞されています。
先生がはじめて手漉き和紙の工房に行かれたとき、職人さんたちは、冬の外気よりも尚冷たい部屋の中で、氷のような冷たい水に手を浸して、肘まで真っ赤になって、体から湯気を立ち上らせながら一心不乱に紙を漉いておられる。1500年もの間、脈々と承継されたそんな営みがあるということに衝撃を受けられ、その営みを途切れさせてはいけないという思いから、手漉き和紙を消耗品ではなく、建築やインテリアといった長く使える場所に提案することを思いつかれました。しかし、それは和紙の燃える、汚れる、破れる、退色する、精度が無いという性質上、そういう場所での使用には適さないということへの挑戦でした。先生は「できないことを前提にしては何事も成せない。作れない。」との信念のもと、数々の「未知の高い壁に果敢に挑戦し続け、そして乗り越えてこられました。

先生の「腹の底からのpassion」は今まで多くの人々の心を動かしてきたようですが、この講演でも聴衆の心を奮わせました。先生の講演を聴いた生徒たちは一様に高揚し、「自分にもきっと何かできる」という思いを持ったことでしょう。講演前後では、明らかに目の輝きが変わっていました。
先生がおっしゃった「40歳が成人式」、われわれ保護者も「まだ人生半ば」 これから自分の天職をさがしてみよう・・・そんな思いにかられる講演でありました。今週末、先生の作品に会いにでかけてみます。堀木先生、ありがとうございました。(文責K.I)

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