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2019年06月17日

第58回土曜市民講座を終えて

6月15日(土)本校において第58回立命館宇治土曜市民講座を開催し、約40名の方にご参加いただきました。
今回は、「安定した気候の時代はいかに始まり、いかに終わるのか?~2つの地質学的記録と『文明の時代』の寿命~」と題し、立命館大学古気候学センター准教授 北場育子先生にご講演いただきました。
北場先生は過去の気候変化のタイミングやメカニズムに関する研究の第一人者であり、資生堂の「女性研究者サイエンスグラント」等の賞を受賞されています。
今回は、三方五湖のひとつ水月湖とグアテマラのペテショバトゥン湖に存在する年縞(ねんこう)からわかる様々なことについて教えていただきました。
年縞とは、一年にひとつずつ積もっていく湖底の地層であり、それが縞模様に見えることから年縞と呼ばれているのだそうです。
地球では寒い時期(いわゆる氷河期)が9万年続くと現在のような暖かい時期(間氷期というのだそうです)が1万年続くというサイクルを繰り返しており、それは太陽と地球との距離が主な要因であることなどを図と写真を交えてわかりやすく解説してくださいました。しかし温暖化は続くと予想され、向こう100年間で地球は平均気温が5℃上昇し、もう氷河期は来ないかもしれない、ということなども教えてくださいました。
参加者の方からは、今後の農業はどうなっていくのですか?などの質問も出され活発な意見交換が行われました。今後の地球環境についてあらためて考える良い機会となりました。
北場先生、そしてこの度お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。



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