2008.7.22

性教育講演会(高校1、2年生)

「コンドームの達人」来校

7月19日(土)午前9時。本校大ホールにて、高1・2年生を対象に、岩室紳也先生を講師にお招きして、 「思春期の心と性」と題する性教育講演会が開催されました。
 岩室先生は現在、(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センターのセンター長として、エイズ診療や公衆衛生活動をされるかたわら、エイズや性についての講演活動を全国各地で行っていらっしゃいます。
 岩室先生は登壇されるなり、壇上から下りられて、生徒たちに「あなたは男ですか?女ですか?」と質問されました。「男です」と答えた生徒に、「どうしてですか?」と迫り、返答に窮する生徒に「○○がついてるからでしょ」と畳み掛けられました。また、コンドーム柄のネクタイを披露され、会場は爆笑の渦に包まれました。次にネクタイピンを見せられ、「これは1cmの赤ちゃんの足がデザインされています。妊娠何ヵ月の赤ちゃんの足だと思いますか?」と質問。「妊娠10週目です。人工妊娠中絶を一番受ける時期です。」と説明されると、会場は水を打ったように静まり返りました。
 その後も、「男子50人に1人はゲイです」「男女間でのコンドームは愛情の証ですが、ゲイにとってのコンドームは疑いの証なのです」「『オレのように死ぬなよと中学生・高校生に伝えてくれ』これは僕のゲイの友人の遺言です」といった話に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
エイズに感染する四つの経路―1.輸血、2.入れ墨、3.薬物の回し打ち、4.セックス―を説明されているときも、誰一人私語をする生徒はいませんでした。
「『愛』の反対は『無関心』です」とマザー・テレサの言葉を紹介された後、コンドームの達人(岩室先生)が模型(チャンピオン君)を使ってコンドーム装着の実演をされました。「避妊をしてくれない彼は、あなたが妊娠するかどうかに『無関心』なのです。つまりそこに『愛』は存在しません」という言葉は、女子生徒はもちろんのこと、男子生徒の心にも深く響いたことでしょう。
 最後に、「僕の人生は失敗の連続です。でも、その失敗を僕はたくさんの人たちと共有してきました。共有することによってたくさんの人たちからたくさんのことを学ぶことができました。だから、みなさんもたくさんの友だちと『性』について語ってください。」と述べられ、1時間半の講演を終えられました。
 とても引き込まれる話で、性について真剣に考えさせられる有意義な1時間半でした。