News & Topics

2016年04月19日

樋口裕一氏講演会
~小論文の神様から中1生徒へ~

4月19日(火)、樋口裕一氏をお招きし、「『文章を書く』ということ」の演題でご講演いただきました。
今回は、小論文の授業を初めて受講する中学1年生が対象です。

冒頭「小論文の神様です」という樋口氏のユーモア溢れる自己紹介に、会場は一気にうち解けた空気に包
まれました。
講演の内容は、
【なぜ文章を書くのか】
 ①「言葉の力は偉大である」②「書くことは大事である」③「今は発信の時代である」。「書く」とい
うことは筋道立てて考えることであり、それによって思考力を深めることができ「読む」力につながる。
他人と異なる鋭い考えを述べることが重要である。
【型を守ることの大切さ】
小論文は、イエスかノーかを理由を明らかにして述べるものである。4段落構成で型①問題提起(~する
べきだろうか)②意見提示(確かに~しかし~)③展開(なぜなら~)④結論(したがって~)に沿って
書けば、さまざまなオリジナリティを盛り込めるようになる。
など、生徒にとって参考になるものばかりでした。

また、会場では、小論文の「型」に注意しながら、組み体操の賛否を考えるトレーニングをしました。
樋口氏の問いかけに生徒たちも次々と手を挙げ自分の意見を発表していました。なかには大変鋭い意見を
述べる生徒もいて、「素晴らしい」というお褒めの言葉をたくさんいただきました。

休憩時間には突然サインをお願いする生徒が現れ、樋口氏の前には長蛇の列……。それでも笑顔で快くサ
インをしてくださいました。

質疑応答では生徒たちの質問が止まらず予定時間を大きく超えてしまいましたが、樋口氏は一つ一つ丁寧
に答えてくださいました。「言葉の力は偉大であると言われる樋口先生の好きな言葉は何ですか?」とい
う問いには、ベートーベンの「運命の喉首をつかんでやる」という言葉を紹介されました。

最後に、中1でロマン・ローランの『ジャン・クリストフ』を読破し、中2でドストエフスキーの『罪の罰』
を読んで世界観が変わったと述べられ、読書の重要性を説かれて90分間の講演をしめくくられました。

これから小論文の授業を受ける中1の生徒たちにとって、文章を書く「楽しさ」と「重要性」を認識できた、
非常に有意義な講演会でした。







戻る