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2015年06月23日

「第25回 ペトロフ・ピアノコンクール」で、本校SA生が受賞の栄に浴す!
山下靖代さん(高3)が「高校生部門・奨励賞」受賞

5月16日(土)、小岩アーバンプラザ(東京都江戸川区)において「第25回 ペトロフ・ピアノコンクール」(主催:東京国際芸術協会・後援:東京音楽学院)が開催され、SA生 の山下靖代さん(高校3年)が「高校生部門・奨励賞」受賞の栄に浴しました。

このコンクールは、将来国際的に活躍できる音楽家を育て、音楽文化の発展・向上に寄与することを目的に2002年から開催され、第26回からは「第1回 東京国際ピアノコンクール」と名称も改められて行われる大規模なものです。

大阪地区予選を高校生部門で通過できたのは、実に山下さんだけという厳しいコンクールの本選は、口では表現しにくいほどの緊張を覚えるものでしょう。
その舞台で山下さんが演奏したのは、難曲として知られるラヴェルの「水の戯れ」でした。
ピアニスティックで精巧な作風は、リストの超絶技巧に刺激され、作曲されたと言われています。

リストの「エステ荘の噴水」は、空に向けて放たれ、陽射しに煌きながら落下する水の一粒一粒が、音符となって旋律を奏でます。
その楽想を引き継ぎながら、ラヴェルが五線譜に描いたこの曲は、楽譜の冒頭に「水にくすぐられて笑う河神」とあるように、滔滔たる水流が、その面に陽をキラキラ受けながら下流へと雪崩れ込んでゆく様を印象画風に描いた、クラシック名曲中の名曲です。

有名な曲はそのメロディーが一般化しているだけに、ちょっとしたミスも目立ちやすいゆえ弾きにくいとされるものですが、それを物ともしないで弾きこなした精神力と技術に対しては、「奨励賞」が本当に相応しく思えます。

山下さんに、どんなところを特に工夫したのか聴くと、「水の仕草の変化を表現するところに、一番苦労しました。」と、即座に答えてくれました。
そのことがいつも頭にあったのでしょう。
演奏中の写真を見ていると、河神の笑い声が水の表情の変化となって聴こえてきそうな、雰囲気のあるステージ姿です。

夕方近く、学校が引けてからレッスンに通い、夜遅く、くたくたになって家に帰って宿題に取り組んでいるのが、山下さんはじめSA生の日常です。
これからも皆さんの声援を、是非とも宜しくお願い申し上げます。

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