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2015年04月22日

中1小論文講演会
講師は「小論文の神様」樋口裕一氏

4月21日(火)5・6時間目に本校大ホールにおいて、中学1年生対象に樋口裕一氏をお招きして小論文講演会を開催しました。「小論文の神様」という講師紹介を受けて、開口一番「小論文の神様です」という樋口氏のあいさつに生徒たちも大喜び。
まず、「なぜ文章を書くことが大事か」について三つの指摘がありました。①今は「発信の時代」であるため、言葉を使って発信することが大事であること。②論理的・分析的・批判的に物事を考える上で書くことは必要不可欠であること。③一般的には「読むことによって書く力がつく」と思われているが、実は「書くことによって読解力がつくのだ」ということ。そして、若いうちに「書く力」をつけておけば、一生書くことができると力説されました。
次に、小論文と作文の違いを確認し、「論じる」とは「物事の是非をただす」ことであり、「是非をただす」とは「イエスかノーかを答える」こと、つまり「小論文とは、ある問題に対してイエスかノーかを答える文章である」という説明がありました。それに対して、生徒から「イエスでもノーでもない意見というのもあるのではないですか?」という質問が出ました。樋口氏は「非常に鋭い指摘です」と絶賛された後、「実際にはイエス・ノーの中間もあるかもしれませんが、小論文は『どちらが理想かを考えてイエス・ノーを答えるゲーム』だと思ってください」と答えられました。
その後、小論文の「型」の重要性を強調され、「樋口式四部構成」を説明されました。生徒たちには今後の国語の授業でじっくりと習得してもらうことになります。最後に、小論文を書く上での「心構え」を確認されました。「作文とは違う」「ゲームだと思って書く」「考えることを楽しむ」などです。質疑応答でも樋口氏が感心されるようなレベルの高い質問がたくさん生徒から出され、懇切丁寧にお答えいただきました。
講演後に本校の避難訓練が控えていたため、60分間という限られた時間の講演でしたが、一生懸命にメモを取りながら集中して聞いている生徒たち、積極的に挙手して質問する生徒たちの姿を見て、本当に有意義な講演会であったことを確信しました。

生徒たちの感想の一部を掲載します。

・樋口先生の講演を聞いて「小論文」に対しての考えやイメージが変わりました。講演を聞くまでは、小論文は「長くて難しくて自分には書けない」と思っていましたが、講演を聞いて、ゲームのような感じでイエスかノーかをくわしく答えればいいということを知り、少し難しそうだけど書いてみたいなと思うようになりました。
・文章を書くことを自転車に例えた話がわかりやすかったです。小論文を書くときに必要なことは、知識と分析力であって才能はいらないということを聞いて、内心「やったー」と思いました。また、書くときに反対意見や批判的な意見など、ひねくれた考え方もしてみることが大事だということも学べました。小論文を書くことで、筋道だてて論理的に考えたり、いろんなことを多角的に考えたりすることができるようになるということがわかりました。
・今日は、「小論文の神様」と呼ばれる樋口先生が来てくださり、講演会を私たち一年生にしていただきました。先生が言われた通り、「小論文を心から楽しんで書きなさい」という言葉を大切にして書くことができるようになりたいと思います。私は教科書などで論文を読んだり、読書感想文を書いたりしたことはありますが、小論文は書いたことがないので、今後の授業が楽しみです。





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